「キスの相性が合わないと、結婚相手として難しいのでしょうか」
婚活のご相談では、ここまで直接的な言葉で話される方は多くありません。けれど、もう少しやわらかい表現では、かなり近い悩みが出てきます。
「近い距離になった時に、なぜか違和感がある」「良い人なのに、手をつなぐ想像ができない」「条件は合うのに、夫婦としての距離感が見えない」
これは、下品な話でも、軽い話でもありません。結婚生活では、会話、生活費、家事、将来設計と同じように、親密さや身体的な距離感も大切なテーマになります。
この記事では、恋愛関係におけるキスの機能を調べた研究を参考にしながら、札幌で婚活を進める方が、親密さの違和感をどう見ればよいのかを、結婚相談所の視点で整理します。
この記事を読むと分かること
- キスや近い距離の違和感を婚活でどう扱うかが分かります
- 902人を対象にした研究が示したキスの役割を整理できます
- 相性確認と愛着形成の違いが分かります
- 札幌婚活で親密さを急がず見るポイントが分かります
- 交際中に確認したい質問リストを使えます
- 結婚相談所で相談できる親密さの不安が分かります
キスの相性は結婚相手選びに関係あるのか
最初に大切な前提
最初に大切な前提を置きます。婚活中にキスを急ぐ必要はありません。
結婚相談所での交際は、信頼関係を作りながら進めるものです。まだ関係が温まっていない段階で、身体的な距離を急いで縮める必要はありませんし、相手のペースを無視することは望ましくありません。
ここで考えたいのは、キスをするかどうかではなく、「近い距離になった時に安心できるか」「相手の距離の取り方に違和感がないか」「将来的に親密さについて話し合えそうか」という視点です。
条件だけでは見えない相性があります
婚活では、年齢、年収、職業、学歴、写真、住んでいる地域など、プロフィールで見える条件に意識が向きやすいものです。
もちろん条件は大切です。結婚後の生活を考えるなら、経済面、家族観、住まい、働き方を確認することは欠かせません。
ただ、条件が合っていても、近い距離になると安心できないことがあります。反対に、最初は条件だけでは強く惹かれなかった相手でも、会うたびに安心感が育つことがあります。
この数字に出にくい感覚は、婚活では軽く扱わない方がよいテーマです。
違和感をすぐに結論にしない
一方で、違和感が出たからすぐに合わないと決めるのも早すぎることがあります。
緊張、恋愛経験の少なさ、過去の失敗、相手に期待される怖さ、断ることへの罪悪感。こうした要素が重なると、相手そのものが嫌なわけではないのに、近い距離を想像した時に気持ちが止まることがあります。
だからこそ、親密さの違和感は、相手の問題、自分の不安、まだ確認できていないことに分けて見る必要があります。
902人の研究が示したキスの2つの役割
参考にした研究
参考にしたのは、Wlodarski と Dunbar による論文「Examining the possible functions of kissing in romantic relationships」です。
この研究では、18歳から63歳までの男性308名、女性594名、合計902名を対象に、恋愛関係におけるキスの役割が調べられています。
研究では、キスには大きく分けて、相手としての適性を感じ取る機能、ペアとしての愛着を保つ機能、性的興奮を高める機能の可能性が検討されました。
結果として、特に支持されたのは、相手を見極める機能と、関係ができた後の愛着や満足感に関わる機能です。性的興奮を高めることが主な機能だという仮説には、強い証拠はあまり見られませんでした。
役割1|相手として合うかを感じ取る
研究では、キスが相手の適性を評価する役割を持つ可能性が示されています。
特に女性、自己評価として相手選びに慎重な人、短期的な関係にも開かれた人ほど、キスを恋愛関係で重要だと考えやすく、最初のキスが相手への魅力に影響しやすいとされています。
婚活に置き換えるなら、これは「キスが上手いかどうか」という単純な話ではありません。
近い距離になった時に安心できるか。相手の匂い、声の距離、触れ方、ペース、配慮に違和感がないか。そうした身体に近い感覚が、相手との相性判断に関わることがあるということです。
役割2|関係ができた後の愛着を保つ
もう一つ重要なのは、キスが関係維持や愛着の形成にも関わると考えられている点です。
研究では、長期的な関係においてキスがより重要に見られやすく、キスの頻度が関係満足度と関連することも示されています。
婚活で言えば、結婚後の親密さは、結婚してから突然生まれるものではありません。
交際中に、相手を尊重できるか、近い距離でも安心できるか、違和感を話し合えるかという積み重ねが、結婚後の愛着や安心感につながります。
性的興奮だけの話ではない
この研究で大切なのは、キスの主な意味を性的興奮だけに狭めていない点です。
婚活でも、親密さの話をすると、恥ずかしい、重い、話してはいけないと感じる方がいます。
けれど本来、親密さは、安心できる距離、相手への配慮、関係を続けるための愛情表現とも関係しています。
だからこそ、婚活ではこのテーマを下品な話として避けるのではなく、結婚生活に必要な相性の一部として丁寧に扱うことが大切です。
婚活中に大切なのはキスを急ぐことではありません
距離感のペースを見ます
婚活で大切なのは、キスを早くすることではありません。
大切なのは、距離感のペースをお互いに尊重できるかどうかです。
相手が近づいてきた時、自分の気持ちを無視して合わせてしまうのか。反対に、不安が出た瞬間に相手を切ってしまうのか。どちらも、自分の本音を見えにくくします。
親密さは、急ぐよりも、話し合える関係を作ることが先です。
触れ方よりも配慮を見ます
結婚相手として大切なのは、触れ方そのものより、相手の配慮です。
こちらが少し戸惑った時に、相手が気づいてくれるか。自分のペースだけで進めようとしないか。断った時に不機嫌にならないか。
こうした反応は、結婚後の関係にもつながります。
親密さの相性を見る時は、相手が自分の気持ちや体調を尊重できる人かどうかを見てください。
自分の不安も見ます
相手に問題がなくても、自分の中に不安が出ることがあります。
過去に傷ついた経験がある。恋愛経験が少ない。好意を向けられると期待に応えなければならないと感じる。身体的な距離が近づくと緊張する。
こうした不安がある場合、相手が嫌いなのではなく、近い距離に慣れていないだけのこともあります。
その場合は、無理に自分を責める必要はありません。まずは、自分が何に反応しているのかを言葉にしてみることが大切です。
札幌婚活で親密さの違和感が出やすい場面
冬の移動や疲れが気持ちに影響することがあります
札幌で婚活をしていると、気持ちの問題だけでなく、生活の負担が交際の印象に影響することがあります。
冬の移動、仕事帰りの疲れ、車での移動距離、中心部まで出る負担。こうした小さな負担が積み重なると、相手への気持ちまで重く感じることがあります。
たとえば、会うたびに移動で疲れているのに、その疲れを相手への違和感だと受け取ってしまうことがあります。
札幌婚活では、相手との相性と、会う環境の負担を分けて見ることが大切です。
車内や個室の距離感で分かること
車移動が多い方の場合、車内での距離感も気持ちに影響します。
会話のしやすさ、沈黙の心地よさ、相手の運転中の態度、こちらへの気遣い。こうしたものは、結婚後の生活感にもつながります。
ただし、最初から密室感の強い場所で会う必要はありません。安心できるまでは、ホテルラウンジやカフェなど、落ち着いて話せる場所を選ぶ方がよいこともあります。
親密さは、環境選びとも関係しています。
条件が合うのに夫婦像が見えない時
年収、年齢、職業、家族観が合っていても、夫婦として近い距離で暮らす想像ができないことがあります。
この時に大切なのは、相手を減点することではありません。
会話のテンポ、生活リズム、清潔感、言葉遣い、相手の配慮、距離の詰め方を一つずつ見ていくことです。
結婚相談所では、このような違和感を一緒に分解して、交際を続けるべきか、確認するべきか、終了した方がよいかを整理します。
実際にあったご相談の例
30代前半女性|条件は良いのに近い距離が想像できなかった例
以前、札幌市内の30代前半の女性から、「条件は合っているのに、手をつなぐ想像ができません」とご相談を受けたことがあります。
お相手は誠実で、仕事も安定していて、プロフィール上の条件はかなり合っていました。
ただ、会話の距離が少し近く、女性側がまだ気持ちを整理できていない段階で、将来の話を強く出されることがありました。
その結果、相手そのものが嫌なのか、距離の詰め方が急だったのかが分からなくなっていました。
面談では、相手の人柄、距離の詰め方、自分の不安を分けて整理しました。最終的には、次回会う時に少しペースを落として話したいと伝えることにしました。
40代前半男性|真剣さが圧に見えていた例
別の40代前半の男性は、真剣さを伝えるために、仮交際の早い段階で結婚後の住まいや生活費の話をかなり具体的にしていました。
本人としては誠実に向き合っているつもりでした。
けれど女性側には、まだ関係が温まっていないのに距離を詰められているように感じられていました。
この場合、問題は結婚への真剣さではなく、順番でした。まずは安心して話せる時間を重ね、その後に将来の話を深めるようにしたことで、相手の反応もやわらぎました。
相談例から分かること
親密さの違和感は、相手が悪い、自分が悪い、という単純な話ではありません。
距離の詰め方、確認の順番、生活の疲れ、過去の経験、相手への期待が重なることで起きることがあります。
だからこそ、感覚だけで判断するのではなく、何に違和感があったのかを一緒に整理することが大切です。
交際中に確認したい質問リスト
自分に確認すること
- 相手そのものが嫌なのか、距離の詰め方が急だったのか
- 会う場所や時間帯の疲れを相手への違和感と混同していないか
- 好意を向けられること自体に緊張していないか
- 条件が合うから我慢しようとしていないか
- 近い距離でも安心できる場面が少しでもあるか
お相手に自然に確認すること
- 人との距離感はゆっくり進めたい方か
- 結婚後の愛情表現について、どんな考え方を持っているか
- 疲れている時は一人時間が必要か、話したいタイプか
- 札幌で暮らすなら、休日は外出派か家でゆっくり派か
- 意見が違う時に、話し合いで調整できるか
カウンセラーに共有したいこと
- 会っていて安心した瞬間
- 近い距離で少し引っかかった場面
- 相手の行動で気になったこと
- 自分の過去の経験から反応しているかもしれないこと
- 次に会うなら確認したいこと
このリストは、相手を採点するためのものではありません。自分が安心して結婚生活を考えられるかを見失わないための整理です。
親密さの違和感でやってはいけないこと
違和感をなかったことにする
まず避けたいのは、条件が良いからという理由だけで、親密さの違和感をなかったことにすることです。
年収、職業、年齢、家族観が合っていると、「この人を逃したらもったいない」と感じることがあります。
けれど、近い距離になった時の安心感は、結婚生活ではかなり大切です。違和感を完全に無視して進むと、結婚後にスキンシップ、寝室、休日の過ごし方、会話の距離感でつらくなることがあります。
違和感があること自体は悪いことではありません。大切なのは、それを感情だけで片づけず、何に反応しているのかを確認することです。
一度の反応だけで相手を決めつける
反対に、一度の違和感だけで「この人は無理」と決めつけるのも危険です。
初回のお見合いや仮交際初期は、相手も緊張しています。距離の取り方が少しぎこちない、会話のテンポが合わない、沈黙が気になるということは珍しくありません。
特に恋愛経験が少ない方同士の場合、好意の出し方や距離の縮め方が不器用に見えることがあります。
それが本質的な相性の悪さなのか、単に慣れていないだけなのかは、数回会って確認した方が見えやすいこともあります。
相手に直接ぶつけすぎる
親密さの違和感を感じた時、相手にそのまま強く伝えると、相手を傷つけてしまうことがあります。
たとえば、「近い距離が無理です」「触れられる想像ができません」と言うと、相手は人格を否定されたように受け取るかもしれません。
まずはカウンセラーと整理し、相手に伝える場合も、「もう少しゆっくり関係を進めたいです」「まずは会話を重ねて安心感を作りたいです」のように、行動として伝える方が穏やかです。
婚活では、正直であることと、相手を不用意に傷つけないことの両方が大切です。
結婚後を考えるなら見ておきたい親密さの土台
言いにくいことを話せるか
親密さの相性は、身体的な距離だけで決まるものではありません。
むしろ結婚後に大きく効いてくるのは、言いにくいことを穏やかに話せるかどうかです。
疲れている時の距離感、スキンシップの頻度、ひとり時間の必要性、寝る時間、休日の過ごし方。こうしたことは、結婚してから自然に合うとは限りません。
違いが出た時に、責めずに話せる相手かどうかを見ることが大切です。
断った時の反応を見ます
親密さの相性を見るうえで、相手が自分の希望を聞いてくれるかは重要です。
たとえば、今日は疲れている、もう少しゆっくり進めたい、まだ将来の話は早いと伝えた時に、相手がどう反応するか。
不機嫌になるのか、すぐに引いてくれるのか、理由を聞いて一緒に調整しようとするのか。
ここには、結婚後の関係性が出やすいです。愛情表現は、相手を思い通りにすることではなく、相手の安心も尊重することだからです。
安心感は少しずつ育つこともあります
最初から強く惹かれないと結婚できない、と考える方もいます。
もちろん、強い嫌悪感がある場合は無理をする必要はありません。
ただ、婚活では、最初のときめきよりも、会うたびに安心感が増す相手が結婚に向いていることもあります。
一緒にいて緊張しすぎない。こちらの話を覚えていてくれる。距離を急がない。違いが出ても穏やかに話せる。
そうした積み重ねの中で、親密さが自然に育つこともあります。
札幌で相談する時に伝えてほしいこと
きれいに説明できなくて大丈夫です
親密さの悩みは、最初からきれいに説明できなくて大丈夫です。
「何となく近い距離が苦手」「良い人なのに想像できない」「嫌ではないけれど前向きになれない」くらいの言葉で構いません。
そこから、相手の行動、自分の不安、交際の進め方、札幌での会う環境を一つずつ分けて整理します。
言葉にした時点で、すでに一人で抱え込んでいた状態からは少し前に進んでいます。
交際を続けるか終了するかの判断材料
相談では、無理に交際継続をすすめることも、すぐに終了をすすめることもしません。
まず見るのは、相手に確認すれば解消しそうな違和感なのか、相手の配慮不足として繰り返されている違和感なのかです。
確認すれば改善する可能性があるなら、伝え方を一緒に考えます。
一方で、相手がこちらのペースを尊重しない、断ると不機嫌になる、違和感を軽く扱う場合は、結婚後の安心感に関わるため慎重に見る必要があります。
プロフィールや交際設計にも反映できます
親密さの不安は、プロフィールや交際の進め方にも反映できます。
たとえば、落ち着いた関係を望む方であれば、プロフィール文でも穏やかな生活感や話し合いを大切にする姿勢を伝えることができます。
お見合いや仮交際では、早い段階で過度に将来の話を詰めるのではなく、安心して話せる時間を重ねる設計にできます。
婚活は、相手探しだけではなく、自分が安心して関係を育てられる形を作ることでもあります。
結婚相談所で相談できる親密さの不安
直接話しにくいテーマほど一人で抱えない
親密さや身体的な距離感の悩みは、友人にも話しにくいことがあります。
しかし、結婚生活を考えるうえでは大切なテーマです。
結婚相談所では、過度に踏み込むのではなく、安心感、距離感、相手への伝え方、確認の順番として整理することができます。
話しにくいテーマほど、感情だけで判断せず、言葉にして整理することが大切です。
Re:Start Sapporoでできること
Re:Start Sapporoでは、札幌の小さな結婚相談所として、交際中の温度差や距離感の不安も一緒に整理しています。
相手を悪者にするのではなく、自分の不安も否定せず、どこを確認すればよいかを一緒に見ます。
プロフィール、会話、LINE、デート場所、交際の進め方、将来の話をするタイミングまで、婚活の流れ全体で整えることを大切にしています。
まだ入会を決めていない段階でも大丈夫です。今の交際で何に迷っているのか、まずはそのまま言葉にしてみてください。
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IBJブログでは、この記事の要点を短く読みやすい形にまとめています。先に全体像をつかみたい方は、札幌結婚相談所で考える親密さの違和感もあわせてご覧ください。
まとめ|親密さの違和感は結婚前に丁寧に見る
キスや近い距離の相性は、軽い話ではありません。結婚生活の安心感、愛着、相手への配慮と関係する大切なテーマです。
研究でも、キスは相手としての適性を感じ取る機能や、関係ができた後の愛着を保つ機能と関わる可能性が示されています。
ただし、婚活中に身体的な距離を急ぐ必要はありません。大切なのは、相手のペース、自分の安心感、違和感が出た時の話し合いやすさを見ることです。
札幌で婚活をしている方は、条件だけでなく、近い距離でも安心できるか、生活の負担と相手への印象を混同していないかを確認してみてください。
親密さを丁寧に見ることは、相手を厳しく見ることではなく、結婚後の二人を大切にするための確認です。
一人で判断しにくい時は、無料相談で今の状況を一緒に整理できます。無理に答えを急がず、まずは違和感を言葉にするところから始めて大丈夫です。
参考文献
Wlodarski R, Dunbar RIM. “Examining the possible functions of kissing in romantic relationships.” Archives of Sexual Behavior. 2013. DOI: 10.1007/s10508-013-0193-1.
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