彼氏がいるのに結婚相談所で婚活してもいいのか。この問いは、単なるルールの話ではありません。そこには、今の関係への不安、結婚の話が進まない苦しさ、年齢への焦り、相手を裏切っているのではないかという罪悪感が混ざっています。
まず大切なのは、今の交際を曖昧にしたまま、別の相手を探すことを軽く考えないことです。婚活は人生の選択ですが、相手の人生にも関わります。ただし、今の彼氏が結婚を考えていない、話し合いから逃げる、将来を曖昧にし続ける場合、自分の人生を止めたままでよいわけでもありません。
問題は、彼氏がいることより結婚意思が曖昧なこと
交際相手がいる状態で悩む人の多くは、相手を嫌いになったわけではありません。むしろ好きだから苦しい。けれど、結婚の話をすると濁される。いつかと言われるが、そのいつかが見えない。こちらだけが年齢や将来を考えているように感じる。そういう温度差が問題の中心にあります。
結婚を望む人にとって、恋人がいることと、結婚に向かっていることは同じではありません。関係が長く続いていても、将来の話ができなければ不安は残ります。相手が悪人でなくても、結婚意思の前提が合わなければ、人生設計は止まります。
だから、相談所を考える前にまず必要なのは、今の関係を直視することです。相手は結婚について何を考えているのか。時期を話せるのか。具体的な障害があるのか。ただ避けているのか。ここを曖昧にしたまま別の婚活を始めると、自分の心も整理されません。
誠実さは、我慢することではなく境界線を引くこと
誠実であろうとする人ほど、自分の不安を後回しにします。彼氏を傷つけたくない、急かしたくない、重いと思われたくない。その結果、結婚したいという大切な希望を言えなくなることがあります。
しかし、誠実さとは、自分の人生を無期限に差し出すことではありません。結婚を望んでいるなら、その希望を言葉にする必要があります。相手に選択を迫るためではなく、二人の前提を確認するためです。話し合いができる相手なら、そこで関係は進むかもしれません。話し合いを避け続ける相手なら、その事実も判断材料になります。
境界線を引くとは、冷たく切ることではありません。たとえば、いつまでに結婚について話し合うか、どの程度具体的な見通しが必要か、自分は何を待てて何を待てないかを決めることです。曖昧な交際を続けながら別の婚活をするより、ずっと誠実です。
相談所は、今の関係を終わらせる場所ではなく整理する場所にもなる
相談所というと、すぐに新しい相手を探す場所だと思われがちです。しかし実際には、今の交際をどう考えるかを整理する相談もあります。入会するかどうか以前に、自分が結婚を望んでいるのか、今の相手と可能性があるのか、何を確認すべきなのかを考えることはできます。
ただし、正式な活動を始めるなら、今の関係をどう扱うかは明確にする必要があります。複数の相手に不誠実な状態で進めると、誰のためにもなりません。相談所の仕組みは、結婚意思のある人同士が誠実に向き合うためのものです。だからこそ、曖昧な関係を整理することが最初の課題になります。
結婚の話にどう答えるかは、二人の希望を知る手がかりです。その場で答えが出なくても、後日改めて話す約束ができるかを確認しましょう。
恋人がいる状態で相談するときの、具体的な順番
まず「相談」と「新しいお見合いの開始」を分ける
今の交際をどう考えればよいか、無料相談で気持ちを整理することはできます。一方、入会・活動開始の条件は相談所に確認が必要です。交際相手がいることを隠さず、現在の関係を伝えてから相談してください。
結婚の話は、希望と確認をセットにする
「私は結婚を考えているので、あなたの希望も聞きたい。今すぐ決めてほしいというより、これからどう考えていくか話せる?」と伝えてみます。結婚の意思があるなら、難しい理由と、次に話せる時期を確認しましょう。返事の早さだけで気持ちを決めつけず、話し合いが続くかも見ます。
待つ場合は、確認することを決めておく
「仕事が落ち着いたら」という話なら、何が落ち着くのを待つのか、いつ改めて話すのかを確認します。相手の予定に合わせ続けて苦しいときは、ご自身が望む時期や生活も伝えてよいのです。
新しい活動は、今の関係を整理してから
別の出会いへ進むなら、今の関係を曖昧なまま並行させず、終了の意思を伝えて整理します。相談時には「交際期間」「結婚について話した内容」「自分が望む時期」の三点だけでも十分です。結論を急がず、次に何を確かめるかから一緒に考えます。
結婚したい自分を責めず、順番を間違えない
彼氏がいるのに相談所を考える自分を、ひどい人間のように感じる方もいます。しかし、本当に見つめるべきなのは、結婚したい自分を責めることではありません。今の関係が結婚に向かっているのか、話し合いができるのか、自分の人生が止まっていないかです。
Re:Start Sapporoでは、このような相談を単純に「別れましょう」「入会しましょう」とは扱いません。まず今の関係の状態を整理します。相手に確認すべきこと、期限の置き方、自分の気持ち、結婚への希望。その上で、今の相手と向き合うのか、新しい婚活に進むのかを考えます。
彼氏がいる状態で相談所を考える時に大切なのは、順番です。今の関係を曖昧にしたまま逃げるのではなく、結婚意思を確認し、自分の境界線を持ち、その上で次を選ぶ。そうすれば、婚活は裏切りではなく、自分の人生に責任を持つ行為になります。
具体的には、まず相手に結婚の意思と時期を確認することです。「いつか」ではなく、どのくらいの時期に、何が整えば、どんな生活を考えているのか。相手が答えにくいなら、その理由も聞きます。仕事、お金、家族、気持ちの準備。理由が具体的なら一緒に考える余地がありますが、いつも曖昧なままなら、自分だけが待ち続ける関係になります。
次に、自分の期限を決めます。期限とは相手を脅すためのものではなく、自分の人生を守るためのものです。半年待てるのか、一年待てるのか、子どもを望むならどのくらい時間があるのか。ここを自分で持たないと、相手の曖昧さに合わせて時間だけが過ぎます。結婚相談所の相談は、その期限と希望を言葉にする場所としても使えます。
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この記事を書いた人

茂野 健(Kenny.S)
Re:Start Sapporo 婚活カウンセラー
自身の25年にわたる結婚生活と婚活・再婚経験を生かし、プロフィールづくりから交際中の課題整理まで伴走します。東京都出身、札幌在住。全国から北海道までの婚活事情と相談現場の知見をもとに、本記事を執筆・監修しています。
札幌で婚活の進め方を整理したい方へ
無料相談は、入会を急いで決めるための時間ではありません。今の状況や婚活で引っかかっている点を、一度落ち着いて整理する場としてご利用いただけます。







